セルフ断乳って上手くできるもの?
今回私はとある事情で急遽断乳しなければならなくなりました。あまりにも突然だったため、何も知識がない状態でスタートしました。
ネットでみてもセルフ断乳のレポが意外と少なく、私自身も少ない情報を頼りに試行錯誤でやってみました。無事にトラブルなく断乳が完了したので、私の経験をこちらの記事で紹介することにしました。
もちろん母乳外来で助産師さんに断乳の相談をするのが確実ですが…。近くに助産院がない方や断乳にお金をかけたくない方にとって、参考になるのではないかと思います。
断乳のきっかけ
まず、我が家は生後7ヶ月の時に断乳をすることにしました。といっても、もともとこの日からスタートする!と決めていたわけではありません。断乳のきっかけを紹介します。
①やむを得ず数日離れることになった
これが最大のきっかけです。当時パパママ娘3人で実家に帰省していたのですが、台風の影響で急遽帰る予定の新幹線が計画運休になってしまいました。帰れるうちに家に戻った方が良いという判断で、パパと娘だけ先に帰ることになりました。ママは別の予定が入っていたので、予定を早めて帰ることができず、1人で実家に残ることになりました。
こうして強制的に娘と離れることになったため、断乳を決意しました。娘と離れている間は搾乳して母乳育児のままでもよかったのですが、下2つの理由もあり断乳でも問題ないと判断しました。
②離乳食の割合が増えてきた
離乳食が始まる前は、ミルク代も馬鹿にならない金額がかかるので、母乳一択でした。生後7ヶ月にな理、離乳食が1日2回になったことで、授乳回数が減っていました。1日の量で計算すると、離乳食前が1000ml/日(ミルク缶の記載に基づく)に対して、生後7ヶ月では、600ml/日でした。ミルクに切り替える時の懸念点はミルク代だったので、量が減っていたのは断乳を決意する要素として大きかったです。
また、産後から完母にしていった時のエピソードもまとめているので、こちらも併せてご覧ください。
③栄養価がミルク>母乳になってきた
母乳は赤ちゃんにとっての完全栄養食とよく言われます。これは半分合っているようで、半分は間違っています。確かに産後すぐに出る初乳には免疫物質が多く含まれるためなるべく与える方が良いそうです。ただ、時間の経過とともに母乳に含まれる栄養成分は減少傾向。ミルクの方が栄養価が上回る時がやってきます。
個人的には生後5ヶ月以降、食べ物から栄養補給できるようになったら、無理に母乳を続けなくても大丈夫かなと思いました。母乳の方が経済的ですが、その分母乳パッドが必要だったり、授乳感覚が開くと張って痛くなったりとマイナートラブルも…。ストレスフリーな育児を心がけたい私はあまり母乳に執着心もなかったです(笑)
断乳のメリット
預けやすくなる
母乳をあげているうちは数日間のお出かけはなかなかできませんよね。帰省するにも必ず娘を連れて行く必要があり、娘にも負担をかけていました。断乳すると、誰でもミルクで授乳してあげられるので、預けやすくなります。断乳後、娘をパパに預けて私は2泊3日で旅行にも行くことができました。
赤ちゃんの睡眠が深くなる
断乳後、夜のミルクがなくなりました。これまでは深夜1回だけ授乳があったのですが、ミルクになった途端に深夜授乳がなくなりました。もともと寝つきの良い娘だったので、劇的な変化ではありませんが、深夜に起きなくて済むのは親としても楽です。ミルクの方が消化に時間がかかるので腹持ちが良いですもんね。
カフェインやアルコールを摂取できる
母乳への移行が心配なカフェインやアルコール。妊娠中から我慢している人も多いのではないでしょうか?紅茶やコーヒーが大好きな私にとっては、カフェインが好きなだけ飲めるのは嬉しかったです!(とはいえ我慢している間も、子どものためなので、苦痛ではなかったですが。)
ここまで母乳育児で頑張ってこられたママさんにはこうした嗜好飲料は、ご褒美のように感じると思います!ぜひ断乳後は気兼ねなく飲みましょう♪
断乳のデメリット
3日くらい辛い
断乳している間はこれまで作られてきたおっぱいが乳腺に溜まり続けるので、胸がめちゃくちゃ張ります。寝る時も胸が重くて気になってしまいますし、熱っぽくなるので本当に痛いです。痛みは断乳し初めて3日間がピークなので、乗り切りましょう!
赤ちゃんの安心材料がなくなる
赤ちゃんが泣いても授乳すると落ち着いたという経験は少なからずあるのではないでしょうか?特に添い乳で寝かせていた人は、夜の寝かしつけに苦労してしまうかもしれません…。赤ちゃんにとっても突然大好きなおっぱいがなくなったら悲しんでしまうかもしれませんね。
そんな時、セルフねんねができるようになっていると楽です。娘は指しゃぶりで自分の機嫌を取っています。セルフねんねのやり方も別記事で紹介しているので、気になる方は断乳の前後でセルフねんねも試してみてください!
太りやすくなる
授乳はものすごくエネルギーを消費します(完母だと1日500kcalほど)。そんなわけで、産後完母を続けてきた人からすると、一気に消費カロリーが落ちることになります。これまでいくら食べても太らなかった、もしくは体重が落ちていた人も断乳をきっかけに体重が増えやすくなります。断乳後は食生活も気をつけてみてください。
健康的な食生活については「まごわやさしいよな」の記事があるので、ヘルシーな食生活を目指したい人はこちらも参考にしてみてください!
セルフ断乳の3つのポイント
できる限り搾らない
断乳を決意したら、極力搾乳しないようにしましょう。ずっと作られ続けてきた母乳が胸に溜まりますが、断乳する上では仕方ないことです。痛みが出るので、搾乳を我慢するのが辛いですが、グッと堪えてください…!
搾り方はおにぎり🍙
断乳中はどうしても胸が張って辛い場面があります。そんな時に試して欲しいのが、おにぎり搾りです。おにぎり搾りは両手で三角を作って胸全体を包み込むように圧迫する方法です。胸全体を包んだら圧迫しながら回転するように搾ります。圧が抜けて少し楽になる程度に搾ることが大切です。
注意点としては、搾るときに乳頭を刺激しないようにすることです。乳頭を刺激してしまうと、脳が母乳を作らなくては!とさらに母乳が作られるので逆効果です。
母乳パッドを多めに用意
断乳を決めたら母乳パッドが必須です!それまで差し乳になっていた私ですが、断乳中は母乳パッドが何枚も必要なくらい溜めておけなくなった母乳が染み込んでいました。普段吸収力の高いこちらの母乳パッドを使っていたのですが、追いつきませんでした。
断乳中に母乳パッドを購入した経緯ですが、今回は帰省先での断乳になってしまったので、母乳パッドを最低限しか持ち合わせていませんでした。自宅にはまだ開封済みの母乳パッドがあったので、もったいない出費でした…。
セルフ断乳の経過レポ
断乳中はこの記事でリアルを伝えるために時系列で記録していたので、1日目から4日目までを詳しく書いていきます。ところどころセルフ断乳の反省点があるので、これからチャレンジする方は、私の二の舞にならないよう、ぜひ気をつけてみてください!
1日目
⏰19:00
最後の授乳
2日目
⏰0:00
左右合計100mlほど搾乳(❌そこまで張っていなかったのでしなくてよかった)
⏰9:00
左右合計40mlほど搾乳(❌おにぎり搾りをせず、乳頭を刺激してしまった)
⏰16:00
おでかけ中母乳パッドから母乳が染みていた
⏰23:00
胸の張りが限界だったので、左右合計40mlほど搾乳(⭕️おにぎり搾りにした)
3日目
⏰2:00
痛くて眠れず、左胸だけ40mlほど搾乳
⏰8:30
痛みが強い左胸だけ40mlほど搾乳
この搾乳がラスト
⏰9:30
手持ちの母乳パッドがなくなり追加購入
⏰23:00
入浴時、昨日よりも痛みが和らいでいることを実感
4日目
⏰0:00
胸は重いが、眠れないほどではない
⏰7:00
起床すると突然楽になっていることに気づく
⏰17:00
母乳パッドの交換が不要になる
これ以降は胸も張らなくなり、断乳完了!
まとめ
セルフ断乳をしてみると想像以上に痛みが強く、心が折れそうになりました…。私がやってみた体感としては、搾りすぎずに頑張れば、3日間で断乳完了できるのではないかと思いました。私は途中で搾りすぎてしまったため4日間かかってしまったので、この記事を読んでくださっている方は搾りすぎにはどうかお気をつけください…!
このブログでは子育てに関するリアルな経験を発信しています。同じ境遇の方、ぜひ一緒に頑張りましょう✨
それではまた!
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